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プレミアムマッチ結果発表
優勝 栢@開発STAFF
2位 @りゅうくん@様
3位 こういち@西東京様
4位 リュウ・ハヤブサ様
5位 hiroshou様




 みなさんこんにちは。
 シグナルトーク代表、Maru-Jan開発責任者の栢(かや)です。

 日曜日の朝、冷たい雨の降る中、全国から
 Maru-Janの雀豪が集まりました。
 「第六回丸雀杯ぐるなびデリバリーカップ」のプレミアムマッチ!

 実は、これまでのリアルイベントには、
 私も何度か参加しているのですが、
 前回は酷い成績でしたので、
 「制作者として負けられない!」
 いつも以上に「気合い」が入っていました。

 しかし見事にその「気合い」は刈り取られます。
 第一回戦南4局オーラス、私は親でなんでも和了ればトップの状況。
 4順目には、私の牌姿は、
  (ドラは)
 で、萬子はから、索子も受けが広く、
 早い順目、万全の構えでした。

 しかし、6順目予想外のヅモ
  ツモ (ドラは)
 何切る問題に出てきそうですが、
 場に萬子の下が大変安かったことと、
 和了トップなので端牌で和了を拾おうと思い、
 ダマでの和了も効く、切りダマを選択。

 ところがそこに
 下家の4着さんから「こういち@西東京」さんからロンの声。
  ロン (ドラは)
 一気通貫ドラドラの満貫に自分から飛び込んでしまいました。
 「ちょうどペンを引いたところだったんだけど。」
 とのコメント。
 これが今日の「の記憶」のひとつ目。
 一気に一着からラスへ。
 今日もかなりヤバイなあという印象。寒いです。

 さらに狩りは続きます。
 第三回戦南1局 私は五万点超えのダントツトップの状況、
 ドラのに少し反応した親の「benz2002」さんが見送り、
 満貫聴牌の私がおかしいなぁと思ったところにをツモ切ると、
 親のドラ4に放銃。
 よくはピストルと言いますが、まさにピストルで撃たれ、
 そこから転げ落ちるように、五万点持ちからラス目に!
 これが、今日の「の記憶」の2つ目。

 そしてもうひとつの今日の勝負のキー牌は
 「@りゅうくん@」さんに、リーチ後に、
 三度もを放銃しました。

 私は、よく勝負のキー牌を「アヤ牌」などと言い、
 完全デジタル派の麻雀打ちの方には大変嫌われるのですが、
 私は本当のところはともかく、そういうアナログな考え方は、
 麻雀を面白くしていると思っています。

 普段のMaru-Janとは違いますが、
 闘牌中も少しおしゃべりが出来ますので、
 Maru-Janに関するご要望を直接お聞きしたりするだけではなく、
 そういったアヤ牌に関するお話なども面白いです。

 勝負のキー牌がというように信じていると、
 勝負所で前に進めて楽しいです。
 結局そこまでの逆境を跳ね返したのは、
 第四戦南二局
 
 ツモ (ドラ、裏)
 単騎でリーチに踏み切り、
 倍満の和了になりました。
 先行リーチにドラが切れないこともありましたが、
 そこまでの流れでとにかくを掴ませられることが、
 三度もあったため、自信のあるリーチでした。
 (オカルト的ですが、掴むということは引けるということで)

 決勝卓でも、二枚切れのカン待ちで、
 捨て牌が、
 
 で、リーチをかけて、三色をモノにするなど、
 とにかくにこだわった麻雀を展開しました。

 決勝卓ではトップを走る「@りゅうくん@」さんと、
 100ポイント以上の差があったのですが、
 決勝のオーラス開始時点では、
 なんと2ポイント差(2000点差)に。

 最後に印象的だったのは最終決戦オーラスの5〜7順目。
 5順目、私の手牌は、
 という形で、(ドラ)
 2000点以上必要な局面では、
 リーチしてツモのみ条件などが必要ですし、
 もしくは、クイタンで赤を持ってくるというのが手筋です。苦しい。
 しかし、今日はは悪いアヤ牌なので、
 早めに切ることにしていました。ので、5順目に切りました。

 そして七順目、トップ目の「@りゅうくん@」さんからのリーチ。
 それが!ああ、なんという偶然と思いましたが、
 親の「hiroshou」さんからロンの声。
 待ちはカン。断ヤオイーペーコー、赤ドラの親満でした。
 わずか二巡ですが、優勝を決めたの切りタイミング。
 これが最後の本大会の「の記憶」。

 私は主催者ですし、お客様に楽しんでいただくのが目的の大会。
 賞品はもちろん繰り下げですが、
 Maru-Jan制作者のプライドを賭けた大会。
 初めての優勝に小さく拳を握りました。

 しかし、私にとっての本当の幸せは、この後にやってきました。

 「栢さん、これ。。。スタッフの皆さんで食べてください。」

 長くサービスをご愛用いただいているお客様が、
 帰り際にそっと差し出した雰囲気のある紙袋には、
 お煎餅と嬉しい気持ちが入っていました。

 本来私たちがおもてなしするべきところ、
 あまりにも意外な心遣いに、
 スタッフの前では見せられない涙をこらえつつ、
 「ありがとうございます。」
 としか言えない、自分の語彙の少なさが情けなく。


       2006.9.17 シグナルトーク代表取締役 栢 孝文





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